人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【 新しいアイディア04 】

■ J design column vol.21 ■

ボディの仕入れをする業者がしっかりした業者だと常に製品改良を繰り返し、さらにいいものを作ろうとする企業努力が感じられる。サイズを沢山用意したり、カラーバリエーションを増やしたり、女性向けや子供向けにカッティングを変更したり、流行の形を用意したり。それらの企業努力の末に基本となるボディの作りはべらぼうに向上し、目利きの顧客の目から見ても「素晴らしい品質」だと納得してもらえるクオリティに達している。生産国が日本でも中国でもすでにクオリティは同じだ。例をあげれば中国の工場でボディを作っている人々のほかにミスを探す仕事の人たちがおり、その人たちは歩合制で仕事をこなしている。ミスをみつけられない場合給料が増えないので必死にボディの欠陥を探すのだ。それらを総括するために現地に日本人を派遣している業者も多い。実際に外国で作り日本に輸入している商社の製品は、沢山の一流アパレルブランドが採用し、日本国内の大きなデパートやセレクトショップで販売されている。

インディーズブランドとしてはまずそのクオリティを確保すること。 
→ 品質が一流のものでないと富裕層の顧客は満足しないだろう。持つ喜びを与えることが使命のひとつである。

それら勤勉な業者が作るボディには方向性ができつつある。

(1) 繊細な作り → 細部にまで手が行き届いており細かい縫製技術が育っている
(2) タフで頑丈な作り →頑丈なボディを作るための技術が育っている

これは製品ラインナップによって使い分けるのがいいだろう。しかし、必ずテスト用にボディを確かめる必要がある。有名無名を問わず必ず自分の目で確認して採用するかどうか決める。業者が違えばMサイズなのにまったく着心地が違うし大きさもまちまちである。劣化のスピードも違う。

【皆さんの意見があれば是非トラックバックして考えていただけたら幸いです。協力したいという業者の方がいらっしゃいましたらご一報くださいませ】
by powertools | 2005-12-27 12:38 | design column


<< 【 中村俊輔 スコットランドリ... 【 新しいアイディア03 】 >>