【 FIFAワールドカップ 第3戦目】

■ JFC column Vol.83 ■ 2006年7月3日
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FIFA ワールドカップの第3戦目。日本対ブラジルの試合がドイツのドルトムントスタジアムで行なわれた。

【 先発メンバー 】
FW : 玉田、巻
MF : 中村、稲本、小笠原、中田
DF : サントス、中澤、坪井、加地
GK : 川口 監督:ジーコ

前回のワールドカップからずっと中村俊輔選手を追い続け、サッカーを学ばせていただいた。今回のこのブラジル戦がその4年間の区切りとなる試合だった。イタリアセリエAのレッジーナに10番の背番号でもらい移籍した俊輔。ロベルトバッジオ率いるとブレシアと俊輔の10番対決は私が見たサッカーの試合の中でもベストマッチだったと断言できる。(J football column Vol.01)二人とも完全にゲームをコントロールして試合を作り上げ、自らもシュートを決め、バッジョも決めて4-4の引き分けで終わったあのゲームは素晴らしかった。イタリア国内では移籍せずに俊輔はレッジーナで3年間を過ごし、2005年にスコットランドのセルティックというチームに移籍した。

他にもJリーグやイギリスのプレミアリーグ、フランスのリーグ1、ドイツのブンデスリーガ、スペインのリーガエスパニョーラ等さまざまな魅力的なリーグはあるのだが、一人の選手を注意深く見ることで私はサッカーを学んだ。

ジーコ率いる日本代表の最後の試合、俊輔は先発出場した。しかし、結果から言うとあれば俊輔がベストな状態で望んでいる試合ではなかった。4年間の間に放映された俊輔が出場している試合はすべて見たが、ブラジル戦の俊輔はフィールドから消えてしまっていた。あれは痛みがあるときの俊輔の動きそのものである。玉田の先制ゴールは素晴らしかったが、前半ロスタイムに追いつかれた時点で運命が決まったようなものだった。ブラジルのロナウジーニョやカカのパス交換は日本選手をしっかり置き去りにする間を持っていたし、ジュニーニョやロナウドは日本のディフェンダーをなぎ倒すフィジカルをしっかり持っていた。気迫を見せていたのは川口や中田だった。システムや戦術やいろいろあるだろうが、私は基本的にサッカーはボールを蹴りあう格闘技だと思ってる。戦う姿勢を相手にぶつける気迫を持っていないと、もっていない部分を相手に突かれて当然だ。中田や川口はしっかり持っていた。粉々になっても体をぶつけていく闘争心を持っているチームだけがワールドカップを勝ち抜けると知っているからだろう。日本代表は負けた。1-4で完敗だった。中田は試合終わった後、一歩も動けず、フィールドに5分以上寝転んでいた。その中田に声をかけにいったのはセリエAでともに戦っていたアドリアーノだった。俊輔のインタビューは言葉になってなかった。悔しいと思うが、世界のサッカーは100年以上歴史がある。日本は始まったばかりで、この差は大きい。その差をどう埋めるか考えながらサッカーというスポーツをこれからも楽しんでいきたい。

from FWDJ
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by powertools | 2006-07-03 11:34 | football column


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