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JFC 【 セリエA 第8節 俊輔 v.s. HIDE 】

■ JFC column Vol.32 ■ 2004年10月28日
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セリアA第8節、レッジーナ(H)対フィオレンティーナの試合が行われた。相手チームのフィオレンティーナには中田がいる。俊輔対HIDEの背番号10番対決である。両者ともにトップ下でのプレー。俊輔はワントップ、中田はツートップという武器を手にセリエAのチームを使って激突するのだ。選ばれた者同士の遊びであり、それを味わうことができるのは幼い頃から努力を苦とせず誠実に鍛え続けてきた、才能を持った二人のアスリートだけだ。

レッジーナのホームグラウンドは芝を張り替えたばかりで、荒れまくっており、イレギュラーがひどい。ボールコントロールを正確にすることが試合の勝敗に響く気配がする。俊輔率いるレッジーナはボランチのモザルトが出場停止。こ・・・これは痛い。モザルトと俊輔はよく食事に行くような関係をたもっており、モザルトは俊輔を理解している。そしてチームの要のボランチとして不動の地位を得ている。俊輔のポジションはボナッツォーリの真下。モザルトなしでどう組み立てるか楽しみだ♪

中田率いるフィオレンティーナはデンマーク代表のヨルゲンセンと、ちっちゃくて少し丸いミッコリという二人のFWで攻めるのだが、この二人のコンビは抜群にいいっ!「その二人にパスを供給しつつ自身もシュートを決めなさい」というのが、中田への宿題である。ちなみにフィオレンティーナは前節の試合後に監督が解任されてしまった。中田の復活劇は少しだけ、間に合わなかったようだ。

中田は長い闘病生活から少しづつ回復してきている。まだ全快の状態ではないが、キラリと光る動きをいくつかグランドに放っていた。左サイドコーナーポストギリギリから間髪要れずにゴール前に綺麗なクロスを放った。すばやいパスにも反応を示し、スルーパスで味方FWに通す小技、得意のヒールも決めて見せた。闘将復活の日は近い。ヒデは帰ってくる。

対する俊輔は厳しいマークを振り払いつつも得点に繋がる可能性のあるラストパスをジャンジャカ生み出す。が・・・FWの飛び込むタイミングがまだキッチリあっていない。決定的なチャンスは最後まで仕上げなければ点にならない。

この試合で素晴らしかったのはフィオレンティーナのツートップ。FWミッコリは本当にボール捌きが、んまい!前節ではじめてプレーする姿を見たが、最高のシュートを次々と繰り出す姿は見てて爽快である。極上のストライカーだ。中田の新しいチームにこんなプレイヤーがいると楽しみが増えてうれしい。そいつの名はミッコリである(素)。そしてヨルゲンセン!彼のドリブルとパスセンスは素晴らしい!彼は腕のいいパサーでもある。その後ろに中田だぜ!ったく・・・なんで勝てないんだっ!!でも・・・監督首になっちまったし、どーすっか!?ってな状況のフィオレンティーナである。

前半は俊輔もHIDEもいい動きを沢山見せていたが、得点は入らず、0-0のまま後半に突入する。先制したのはレッジーナ♪。俊輔の右コーナーポストあたりのFKをパルデスが押し込む!俊輔今季2回目のアシストをマーク!が、やはりミッコリとヨルゲンセンのコンビは素晴らしかった。中田がさがった後にがんがん波状攻撃をかけられ、まったく隙間のないニアポストにハリを刺すようなシュートを決められ同点。俊輔は残り五分を残し、交代させられた。表情はまったく納得できていない様子。その残り五分で、ヨルゲンセンからミッコリへ神業的なスルーパスがとおり、レッジーナはGKまでかわされてアッサリゴールを許し、逆転負け(涙)ホームで負けたのは痛い!痛い過ぎるっ!レッジーナサポーターは監督の采配に対してものすごいブーイングを浴びせかけ、あわや暴動化!?寸前までいった。
by powertools | 2004-10-29 02:07 | football column


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