【 FIFAコンフェデレーションズカップ2005 vs BRAZIL 】

■ JFC column Vol.50 ■ 2005年6月23日
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コンフェデレーションズカップファーストステージ最後の相手はフットボール世界チャンピオンのブラジルである。ブラジルはジーコ監督の祖国であり、今回のブラジルセレソンの中にはジーコが指導した選手も何名かいる。そのブラジル代表と日本代表との全力でのマッチアップが実現した。ブラジルも日本も1勝1敗で勝ち点は同じ。ブラジルもこの試合に負けると決勝トーナメントに進出できなくなるので手を抜かないだろう。試合開始前にはブラジル代表選手やスタッフ、ブラジル代表監督らがジーコに敬意を表して挨拶に来た。ジーコはやはりブラジルでもスーパースターなのだ。

試合のスタメンは以下の通り
■ JAPAN ■
FW : 柳沢 玉田
MF : 中村 小笠原 中田 福西 
DF : 三都主 宮本 田中 加地
GK : 川口 ● 監督:ジーコ

■ BRAZIL ■
FW : アドリアーノ ロビーニョ
MF : カカ ロナウジーニョ ゼ・ロベルト シルバ 
DF : ルシオ シシーニョ ジュアン レオ
GK : マルコス ● 監督:パレイラ

日本はキックオフからラインを押し上げてのプレーを心がけた。キックオフ直後にダイレクトパスを華麗に回し小笠原から裏に抜くボールを受けた加地がペナルティエリア内でいきなりシュ~~~~~~~~~~~トっ!!! 入った!!! 日本先制だっ!!すげぇ・・・・・と思った瞬間にオフサイドの判定(涙)。そりゃないだろう・・・何回見直しても微妙な判定だ。それにもめげずにラインを押し上げる日本。だが、さすがブラジル、ボールを持った瞬間に前があいていると一気に加速装置が入り日本へカウンターを浴びせる。最初に加速装置が入ったのはロナウジーニョだった。左サイドでボールを受けるとどうじに大股でスピード上げて前線に走りこむ、この時2対2の状況。ブラジルのロビーニョはボールを持つロナウジーニョに交差するように斜めに走りこみ田中誠の足が止まった瞬間にキラーパスっ!!受け取ったロビーニョは冷静に川口の股を抜いて先制ゴール!。0-1。うまい・・・・・・・しかし・・・・うまい。

この先制弾に少し動揺したか日本は若干ラインが下がるが、徐々にペースを取り戻していく。試合が俄然面白くなるのは前半27分。ファールを貰った日本。すばやいヒデのリスタートから福西、俊輔へボールが回る。トラップした瞬間にゴールを見るやいきなり振りぬいた左足から放たれたボールはまったく回転せずにドライブがかかり、王者ブラジルのゴールど真ん中を居抜いたっ!!!!!!! 俊輔流れの中からブラジル相手に同点ゴォオオオオオオオオオオオオオオル!!ブラジルサポーターも驚嘆の叫びをもらし、スタジアムが湧き上がる!俊輔のプレーはスタジアムを沸かせることができるのだ。久しぶりに俊輔の背番号指差しを見れて幸せだ!やったぜ俊輔♪日本このゴールで同点に追いつく!1-1。

が、さすがブラジル。取られたらすぐに取り返す。その5分後にまたも左サイドからえぐられると鋭い角度のグラウンダークロスをロナウジーニョに決められ2-1。う・・・・うまい・・・。結局前半は2-1で折り返す。

ブラジルはすごい。ボランチのキープ力、相手の攻撃の芽をつぶすDF、圧倒的な個人技での攻撃力、ちいさな細かいパス回し、最小限の力でピタッと止めるトラップ。このチームと試合ができるのは今の日本代表にはとても勉強になるだろう。

後半、日本は玉田と大黒をチェンジ、小笠原と中田浩二と変えてキックオフ。後半開始直後に大黒が俊輔とワンツーで抜け出し、あっけなくフリーになる♪ゴール直前でこっちもフリーの柳沢にラストパス!GKと1対1になるも惜しくも阻まれる。前半開始早々の加地のオフサイドゴールとこの柳沢のシュートは決定的なチャンスだった。ブラジルもリードの余裕からかしっかりとボールをキープして再三日本のゴールを脅かすが宮本や田中誠、川口が懸命のディフェンスをみせ、死守。残り時間が少なくなる・・・。時間は刻一刻と過ぎていくが、それに比例してブラジルDFの足が遅くなっていくのがわかる。さて、この試合でも再々にわたり強さを見せてきた中田英寿だが、ここぞの時に仕事をしてくれた。少しだけスペースが空いたスペースに抜群のボールコントロールで攻めあがり、ゴール真正面でブラジルディフェンダーを抜こうとしたところでファールをもらう♪

後半43分残り時間はあと5分くらいか・・・。

ゴール真正面でのフリーキック!キッカーは俊輔!

何度も壁が近いと主審にアピールし、壁を下げさせる。今年のシーズンずっと研究したスピードのある落ちるボールを使う瞬間が今やってきたのだ。

まだか・・・まだか・・・まだ蹴らない俊輔。   !

蹴った!!! 

バキューンとふっ飛んだボールは落ちながらバーを直撃!その瞬間ブラジルは誰も反応できなかったが、日本は大黒と福西が反応した!

バウンドしたボールを右足で大黒がボレーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

「バシっ!」 入った!! 入った!! 日本同点だ!!王者相手に同点に持ち直した!あと1点だ!!あと1点でブラジルを倒せるぞ!日本代表!!試合はロスタイムに入り残り時間は1分を切っている。これがラストチャンスか日本、サントスが中に切れ込み加地にサイドチェンジ。時間がない・・・。その加地の最後の祈りを込めたクロスがファーサイドに飛ぶ・・・その先には走りこんだ大黒と中田が待つ!!走りこむ二人!相手DFはいない!フリーだっ!!

時間が止まる・・・

大黒のダイビングヘッドっ!!!バシィ!!相手GK好セーブ、がボールはこぼれる!そのこぼれ球を大黒もう一度シュート!!






はずれた・・・。      試合終了のホイッスル。

日本は2-2で王者ブラジル相手に引き分け、得失点差でファーストステージ3位に終わった。互角だった。日本は残り一年でさらに上を目指すことができる可能性を多いに感じる対ブラジル戦だった。俊輔はコンフェデに強い。ブラジル相手に1ゴールは嬉しいみやげだろう。更に俊輔はこの試合でもマンオブザマッチに選ばれ、二試合連続のMOM受賞となり、世界にNAKAMURAの名前を響かせることとなった。また23日付の地元紙は俊輔を大絶賛した。6点評価(1点が最高点)の全国紙「ビルト」とサッカー専門紙「キッカー」は俊輔に2点を与え、ブラジルのロナウジーニョとロビーニョと並んで最高点♪日本に関し「尊敬と大歓声を浴びての敗退だった」との見出しで報じた。
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by powertools | 2005-06-23 16:30 | football column


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