JFC 【 アジアカップ2004 (決勝戦) 日本 vs 中国 】

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■ JFC column Vol.26 ■
8月7日(土) 中国の北京、工人体育場にてアジアカップ2004チャイナ決勝、日本対中国の試合が開催された。ホスト国と日本の一騎打ち。最後の決着を作るときがやってきた。日本は見事に厳しい予選と、決勝トーナメントを勝ち進み、ついに決勝戦の舞台へ自分たちという駒をすすめたのだ。

日本は前回優勝国(優勝暦過去二回)、対する中国は過去一回だけ準優勝をかざったことがある。FIFAのランキングでは日本は8月現在20位、中国は51位である。今回の大会に対するメディアの報道は「中国サポーターの激しいブーイング」と、「ジーコジャパンは、はたしてどのくらい機能するのか」とう2点が主に報道されていた。

【 主なポイント 】

●中田や稲本、坪井等、怪我で出場できない選手が多かった。逆にこれをチャンスを変え、開花した中澤や福西が大活躍したこと。
●アウェーゲームである。(中国人サポーターの激しいブーイングに歴史的な感情が込められていたこと、レフリーのジャッジングの問題)

この二つを乗り越え優勝することができれば、日本は強くなったと言えるし、中田が「実現することは難しい」と断言しているジーコのサッカーというものが日本代表に少しずつ芽生えてきている証ではないだろうか。

試合は前半、慎重な展開だった。どちらもシュートをうてない状態でたんたんと時間が過ぎていく。最初の5分はレフリーがどういうジャッジングをするのか確認しているような展開だったが、レフリーのジャッジがどんなジャッジであっても実力でとってやろうという気迫が日本の選手たちにはあふれていた。静かに、落ち着いて・・・チャンスをひっそり狙う日本。玉田と鈴木の両FWが前を向くときにそのトラップが中国に仕掛けられる。前半20分まで両国一本もシュートを打たない試合運びだったが、中国が日本の術にはまる。中央、すこし左サイドからのフリーキックを得たのだ。

俊輔は今日一度も傷ついていなかったし、ピッチコンディションも悪くない。

「パシーーーっ」 最高の弧を描き俊輔のフリーキックが放たれた、キーパーの正面に飛んだかと思わせるボールはぐんぐん曲がり、キーパーを右にずらすことに成功する。が、さらにボールは曲がり、右に位置した鈴木がヘッドで折り返すっ!「バシっ!!」 決めたのは福西、右にずれていたキーパーはまったく動けず、無人のゴールにボールが突き刺さる。日本が先制っ♪静まり返るスタジアム。

が、しかし中国も日本のことを研究していた。日本のサイドバック、加地とサントスの裏は常に狙われていた。今回狙われたのは加地サイド。中国はサイドからの攻撃を得意としており、加地の裏をとると、倒れこみながらも懸命のラストパスをだし、ゴール前の選手がきれいに決め、試合を俄然盛り上げる。1-1の同点。試合が面白くなった。中国人サポーター大興奮である。前のジーコジャパンは取られるとすぐに意気消沈する癖があったが、今は違う(キッパリ)。まったく動じない強さと、跳ね返す底力も持ち合わせているのだ。

試合は1-1の同点のまま、ハーフタイムを迎える。前半を終えて判断できることはジャッジは中国よりであるということと、日本は押しているということ。アウェーでアンフェアというのはもう慣れているはずなので気にしないことだ。そして日本は確実に技術とチーム力で勝っている。落ち着いてこなせばこの試合は勝てる。

後半先にリードしたのは日本!俊輔のCKから中田浩二が身体で押し込み2-1っ♪さらに終了間際に俊輔から最高のスルーパスが玉田に通るっ♪ オフサイドの判定はなしっ!1対1だっ・・・落ち着けっ! 徹底的に叩きのめす一発を相手ゴールにぶち込むのだっ!!

動きがスローモーションになる・・・。いったん前に蹴りだし、GKを引き出すっ!うつのか、うつのか・・・・かわしたっ♪ そしておちついてゴールに突き刺したっ! うおぉおおおおおおおおおおお! 3-1。そして笛が鳴った。(感動)

日本は優勝した。二大会連続優勝(三回目)。アジアナンバーワンの称号を手に入れたジーコジャパン。俊輔が一番にジーコに走りより、子供のように抱き合う姿が全世界に放映された。メンバー全員、スタッフ全員が喜んでいる。

日本は強くなっている。サッカーは個々の技術ともに、やはりチームプレイで勝つものなのだ。

● 俊輔は大会の最優秀選手に選ばれた。
● 大会のベストイレブンに俊輔、中澤、宮本、川口の4名が選出された。
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by powertools | 2004-08-08 01:54 | football column


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